新春例会(1月15日分)
昨日、1月15日は新春例会を開催させていただきました。多くのメンバーの皆様にご参集いただきましたこと、心より感謝いたします。
また井上委員長はじめとします例会委員会の皆様、昨年より、この新春例会のご設営ありがとうございました。河邉歴代理事長もシニア会長の来賓挨拶で述べられていましたが、中村学園山陽高校書道部による、世間の問題提起を文字にしながらの、書道パフォーマンスは、凄く感動しました。また、そのまま『希望』の文字の前での、私の所信表明まで演出していただいたことで、私も良い緊張感をいただきながら皆様の前で所信を述べることができました、例会委員会の皆様、本当にありがとうございました。
そして、2020年度役員体制紹介においても、アイドルグループのような前後の入れ替えをいれながら、皆様に顔がしっかり見えるように設営されたことは、通年の役員体制紹介の問題を解決しながら、しっかりとメンバーの皆様の前にて顔を見せながら、役員紹介ができたのではないかと思います。
委員会紹介では笑いも飛びあいながら、メリハリがきいた素晴らしい設営でした。井上委員長はじめ例会委員会の皆様、本当にありがとうございました。
以下、昨日お話させていただいた所信の原稿を掲載させていただきます。話と文が違うところもありますが…緊張して一瞬飛んでしまいました。出席が叶わなかったメンバーにみてもらえたら幸いです。
1953年2月4日、戦後間もないころ、全国で35番目の青年会議所として、福岡JCは誕生しました。
それから、10周年を迎えた年に、政令指定都市をめざす福岡市のマスタープランに対して、「福岡に寄せる期待と提言」といった、第三次産業に力を入れた情報集約都市、都市型の都市を目指していくべきであると、福岡市に提言を続けた結果、福岡市が、福岡JCの提言を全面的に取り入れ、マスタープランを改定し「人間都市宣言・ヒューマン都市宣言」を実施した歴史があります。
その時、先人達が蒔いた種が、確実に成長し、今の発展都市と呼ばれる福岡があるのです。
それは、ホークス誘致、アジア太平洋こども会議・イン福岡、中洲JAZZ、他、福岡JCが生んだ代表的な運動となった事業を中心に、昭和~平成、令和の新時代まで、まちづくりに、参画してきた実績は、福岡JCが、このまちを確実に動かすことのできる、誇り高き団体であることの証明なのです。
皆様、明けましておめでとうございます。
私、一般社団法人 福岡青年会議所 第68代理事長を1年間お預かりします出田正城と申します。どうぞ、よろしくお願い致します。
まずはじめに、本日、ご来賓いただきました、福岡県知事小川洋様、福岡商工会議所会頭 藤永憲一様、福岡JCシニアクラブ会長 河邉哲司様
本日は、年始のお忙しい中、一般社団法人 福岡青年会議所2020年度新春例会にご臨席賜りましたこと、そして、平素より我々の運動を暖かくご賛同いただいていますことを、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
また、井上委員長はじめとします例会委員会の皆様、昨年より、この新春例会のご設営、誠にありがとうございます。
そして、福岡JCメンバーの皆様、本日は新春例会に、各も多くご参集いただきましたこと、心より感謝申し上げます。またそれと共に、委員長はじめとするメンバーの皆様、1月度の、初委員会を終えられたということで、素晴らしい1年間を心よりご祈念申し上げます。
さて、我々は、それぞれの時間軸の環境の中で、自らの時間を削り、JCに時間を注いでいます。何のためにJCをやるのか。世間から見て今、JCのまちづくり、ひとづくりの団体というイメージはどうでしょうか。JCのことを知っている人がどれだけいるのでしょうか。
近年、JC以外の親睦団体や慈善団体が数多く存在し、様々なイベントがまちを盛り上げています。そんな中で、FUKUOKAの為に動く団体が、「唯一福岡JCしかなかった時代から、福岡JCもある時代」に変わった今だからこそ、この転換期を、チャンスと受け止め、「FUKUOKAのために率先して行動するヒト」を発掘していく。そして、福岡JCの「ヒトづくり」を、このLOMの、そしてこのまちの、『希望』へと根ざしていきたい。
また、福岡市は名実ともに国際都市となり、昨年にはG20福岡 財務大臣・中央銀行総裁会議を。そしてラグビーワールドカップ日本大会の試合開催地として選定されるなど、そして本年は、東京オリンピック・パラリンピック開催におけるアジアのゲートウェイとしての対応、2021年には世界水泳選手権が福岡で開催されるなど、今後、さらにインバウンドに対する対応力と、その波及効果の創造が求められています。
そんな中で、昨年、「IRは九州とともに」と、まちに提言をさせていただきました。JCは、社会的縛りのない団体であるからこそ、その想いや閃きを瞬時に『提案と行動』に移すことができることも、若さある我々JCでしかできないことであり、それを今後、官・民・JCが一体となった連携したまちづくりを創造していかなければなりません。
『JCだからこそ失敗を恐れずに挑戦する。』この言葉こそ、時代に先駆けて挑戦してきたJCに根付かされてきた魂なのです。
だからこそ今、伝統は重んじつつも、歴史に捉われることなく、ダイナミックに、まちのヒトを巻き込んだ、JCでしか成しえない事業を描いていく。
これが、先人達の言う、ワクワクするJCの姿ではないでしょうか。
本年は『希望』というスローガンのもと、改めてJCIMission、Visionを推進し、メンバーをはじめ、地域、行政、子ども達、そして教育に関わる全ての大人達を、ヒトづくりのターゲットとし、また、国際化の推進、更には国際化の進む中で、希薄化していく日本人という文化にも目を向けた、どれだけ参加者が集まったかではなく、一人でも多くの人の意識を変えていくことに、重点を置き、『ひとりになってもJC運動を続けていく。』そんな、我々と同じ志。いや、その我々の10分の1の志でも。そんな、前向きな能動的なヒトを少しでも多く創っていくことが、このまち、そして日本の、「希望」となり、それが、明るい豊かな社会への実現への一歩になると確信しています。
そして、2004年JCI世界会議福岡大会を最後に、JCI公式諸会議の中で、福岡JCが、唯一開催していなかった、世界80ヵ国のリーダーと日本中から次世代を担うリーダーが集う、日本青年会議所一番の事業とも言われる国際アカデミーを、安永 拓一郎君を実行委員長とし、32年続く国際アカデミーのプログラムの底上げを行うと共に、更には福岡ブロック協議会を巻き込んでいくことで、昨年のG20YEAに続く、LOMとまちへの絶好の国際の機会となることは間違いありません。
それは、我々の使命をも秘めたFUKUOKAでしかできない第33回国際アカデミーになることを確信しています。また、8年ぶりに、日本JCの委員長として、花田 公一君を輩出致しています。
すべての立場と垣根を取り払い、福岡JCが、ひとつとなって、ひとりのメンバーを支援していく。そして、FUKUOKAのリーダーを、日本へと輩出していく。そして、近い将来、再び、福岡JCから、日本を動かすことのできるリーダーの誕生を強く願います。
最後になりますが、迷路のようなJC生活の中で、道に迷った時、パソコンと向き合うだけでなく、膝と膝を付け合わせ、語らうことで、事業が生み出されていくこと。わざわざ、足を運ぶことで生涯の恩師ができたことは、私も経験させていただきました。
「JCの機会は平等」です。挑戦する為に、自分自身とどう闘っていくか。叶う、叶わないではなく。目指す、そのプロセスに真の成長があるのです。そう思って、自分の器を広げる挑戦をしていこう。
そして、とにかくまずは、様々な場所に、参加してみること。参加してみれば、それが一生ものになっていくということ。そして、事業や委員会を通じて、一生の仲間ができるということ、最後に、誰かの為に、何かの為に、率先して動くことができる一人のJCマン(JAYCEE)となっていくということ。
そうやって、JCを断固たるものとして、卒業後の人生に活かしていく。それが、我々の活動を支えてくれている家族・会社への、JCに在籍する大儀であると、強く確信し発信して参ります。
それでは2020年度、JCを、もっと自慢できる団体にしていく為に。そして、仲間が掲げたFUKUOKAの夢と、希望の為に、また本日より更に、精進して参りますことを、お誓い申し上げまして、2020年度理事長としての、所信表明とさせていただきます。
1年間、どうぞよろしくお願い致します。ご静聴ありがとうございました。